更新:2025年11月28日
大判えびせんで楽しむ 大阪風の「たこせん」

寒さが増す12月、家で家族や友人と集まる時間が自然と楽しみになる季節。みんなでパーティーしたいけど、凝った料理をいくつも用意するのは大変ですよね。ところで、大阪には「タコパ(たこ焼きパーティー)」という定番イベントがあるようです。みんなでたこ焼きを作りながら食べる。大阪では、たこ焼き器が「一家に一台ある」って言われているだけに、気軽にみんなでパーティーできるこのスタイルが、長く愛され続けているようです。
えびせんべい×たこ焼き=「たこせん」、意外な歴史
そんな大阪には、たこ焼きをパリパリの「えびせんべい」で挟む「たこせん」という食べ方もあるそうです。たこ焼き屋や駄菓子屋ではおなじみのようで、名古屋の「たません」にも通じるものがあります。
たこせんの誕生は昭和40年代ごろ。大阪・岸和田周辺のたこ焼き屋さんが、塾帰りの子どもたちに手軽に渡せてゴミにもならない「食べられるお皿」として、えびせんべいを使い始めたのがきっかけだったそうです。
また、詳しい発祥については諸説あり、地域ごとに少しずつ食べ方も異なるようです。地元で馴染みのあるえびせんべいが、大阪の食文化にも通じている――そう考えると、嬉しくなります。
みんなで自由に楽しむ多彩なスタイル
たこせんは、パリパリのえびせんに、たこ焼きやソース、マヨネーズ、青のり……お好みの具材を自由にのせて楽しむ大阪発のスナック。たこ焼きの具材もアレンジ自在。味の組み合わせは本当に無限大です。世代や好みに合わせて「みんなで作る」「みんなで選ぶ」。――そんな体験は、いつもの家の集まりでも、自然と会話や笑顔が広がるきっかけになると思います。
たこせんレシピ(基本の作り方)

【材料】(1 ⼈分)
・⼤判えびせんべい:1枚
・たこ焼き:1〜2個
・たこ焼きソース、マヨネーズ、青のりなど
【作り⽅】
- 1.たこ焼きを用意
- たこ焼きにソースやマヨネーズを、お好みでかけておきます。
- 2.えびせんべいを割る
- 大判えびせんべいを半分に割ります。
- 3.具材をのせる
- 片方のえびせんべいの上に、たこ焼きとお好みの具材をのせます。
- 4.挟んで仕上げ
- もう片方のえびせんべいを上からかぶせて挟めば出来上がり。

\アレンジ例/
目玉焼きやチーズ、天かすを挟んでボリュームアップしたり、キムチやネギなど少し大人向けのトッピングもおすすめです。
アイデア募集
甘いものが好きな私は「たこせんをスイーツ風にもできないか」と、フルーツやアイスクリームと組み合わせて試してみたりもしています。もちろん、たこ焼きの具材も変えて、友だちとワイワイ楽しんでいます。もしオススメのおいしい組み合わせや面白いアレンジやアイデアがあれば、ぜひ教えてくださいね。
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